子供の口臭の原因と対処法について
口臭というのは、加齢に伴って強まるイメージがありますが、子供にも発生します。子供に強い口臭が認められる場合は、お口やその周囲に何らかの異常が生じている可能性があるため要注意です。今回はそんな子供の口臭の原因と対処法についてわかりやすく解説します。
▼生理的口臭は誰にでもある？
どんな人にもお口の中には細菌や真菌が住み着いており、必ず生理的口臭というものが生じます。それは子供も例外ではありません。ですから、口臭を過剰に気にすることは良くないのですが、いつもとは違う、あるいは最近、口臭が強くなってきた、という場合はお口の中に異常があるかもしれません。
▼虫歯や歯周病による口臭
虫歯や歯周病にかかると、独特な口臭が生じるようになります。とくに歯周病ではメチルメルカプタンと呼ばれる揮発性のガスが産生されることから、十分に注意しなければなりません。ちなみに子供も歯肉炎を発症することは多々あります。
▼アデノイド肥大による口呼吸
アデノイドと呼ばれる鼻腔の奥にある扁桃腺が腫れていると、口呼吸が促されます。その結果、お口の中が乾燥して、口臭を放つようになることもあるのです。これを専門的には「アデノイド肥大」と呼び、病院での治療が必要なケースもありますのでまずはお医者さんに相談しましょう。
▼まとめ
この他にも、単に口腔衛生状態が悪くて口臭が生じる場合もあります。ですから、子供の口臭が気になった時点でまずは歯科を受診し、その原因を特定することが大切です。
