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子供の歯の生え変わりが遅い場合について

子供の歯の生え変わりには、標準的なスケジュールがあります。だいたい6歳くらいから永久歯が生え始め、12歳くらいには28本の永久歯がそろいます。乳歯の脱落もそれに合わせて順次進んでいきますが、なかなか生え変わらない場合には注意が必要です。

 

▼乳歯が抜け落ちない場合

 

本来は永久歯が生えてくる年齢なのに、乳歯が抜け落ちなくて困っている場合は、抜歯処置が必要となることがあります。乳歯がそのまま残り続けると、永久歯が生えてこない、あるいは歯列から逸脱した部位に生えてくることになるからです。

 

▼乳歯が抜けても永久歯が生えてこない場合

 

乳歯は予定通り抜け落ちたのに、永久歯が生えてくる兆しがない場合も何らかの外科処置が必要となりやすいです。歯茎の中で何かに邪魔されて、口腔内へ萌出できなくなっているかもしれないからです。

 

あるいは、永久歯そのものが存在していない場合もあります。これを永久歯の先天欠如(せんてんけつじょ)といいます。いずれのケースも歯科医院で精密に検査してみなければ原因を特定することは困難といえます。精密な診断を受けて、適切に対処しましょう。

 

▼まとめ

 

このように、子供の歯の生え変わりが遅い場合は、乳歯や永久歯に何らかのトラブルが生じている可能性が高いです。決して自己判断はせず、専門家の診断に任せましょう。当院までご相談いただければ、精密に検査した上で、最善といえる治療法をご提案いたします。